プリントは重森産業社

アルマイト銘板

アルマイト銘板とは、アルミ板に硫酸アルマイト法を使い多孔質なアルマイト皮膜を形成し、染料を浸せきさせ(染料はマイナス(−)の電荷を保有しているため、プラス(+)の電荷を有する皮膜の孔内部に吸引される)、最後に封孔処理をして製作する銘板である。

アルマイト銘板は量産性に優れ主に工業用として広く使われております。 屋内使用に適しており、フィルムのみ(データ入稿の場合、断裁機にて加工ができる場合)の初期費用で製作が可能である。スケールやスイッチ銘板、型式銘板などに使用されます。

アルマイト銘板の材料について

アルマイト染色の場合アルミ板は条件がなければ通常はA1050材を使用しますが、 刻印を打つ場合はA5052S材(材料が硬いので刻印がしやすい)をおすすめしております。
( 値段はA1050材よりA5052S材の方が高いです。)
【純アルミ1050】
アルミ99%以上の材料です。たたいて、形にしたい時に良いでしょう。薄い板が中心です。

【耐食アルミ5052】
A5000系は多少錆びにくい材料です。
使用する時には、アルマイト処理が必要です。

アルマイト銘板が使用される場所

工業用制御盤
工業用制御盤

工業用制御盤

工業用機械の操作パネル。
アルマイト染色加工後にプレス加工を施します。

工業用制御盤

工業用機械の操作パネル。
アルマイト染色加工後にプレス加工を施します。

家紋
計器目盛り板

家紋

レジスト加工にて製作

計器目盛り板

機械メータ部分や計器に主に使われます。

レジスト加工銘板
レジスト加工銘板

レジスト加工銘板

レジスト加工にて製作

レジスト加工銘板

レジスト加工にて製作

アルマイト銘板の工程

工程1
【版下製作・校生・フィルム製作】

原稿から写真焼付け(現像処理)用フィルム作成。
工程2
【アルマイト加工・焼き付け】

材料(アルミ)の下地処理(硫酸を使用)。
工程3
【染色】

感光液(ニカワ)を表面に塗布。
現像処理(写真焼付け)
工程4
【封孔】

封孔処理にて防錆効果を高めます。


工程5
【裏面処理・切断・プレス加工】


工程6
【プレート完成】